【小岩鍼灸】体質改善の為の【気】の話
2023/02/21
今回は、東洋医学の【気】についてお話させていただきたいと思います。
皆さんも一度は使ったことがある言葉で、やる気、元気、気が合う、気が利く、気が晴れるなど
日常生活でもなじみがあるのではないでしょうか?
それでは気について勉強していきましょう。
気には様々な働きがあります。
1,原気
2,肺に関係がある宗気
3,営気
4,衛気
5,その他の気の概念
になります。
気と言っても主な活動部位と働き方によって異なることが分かります。
一つ一つ解説していくと
1の原気とは、両親から受け継いだ先天の精と飲食から得られる後天の精で原気は作られます。
先天の精、後天の精は生命活動の原動力になっています。
食欲、性欲その他生きようとする欲求をもたらす気になります。
この元気が衰えてくると生きようとする欲求が薄れて、内臓やその他器官も弱くなり、障害を受けやすくなってきます。そのように徐々に活動も低下し、さまざまな疾病にもかかりやすくなります。
年齢を重ねるごとに先天の精はなくなってきます。なので飲食物で後天の精を補っていく必要性が出てきます。
自分が食べるものは、加工されたものではなくなるべく自然の物を食べてあげた方が生命エネルギーを補うことができます。なぜなら自然の物は生命エネルギーにあふれているからです。例でいうと卵は生命が丸ごと一個入っている状態です。だから栄養価も高く体にとっても自分のエネルギーになりやすいものになります。
次に2の肺に関係のある宗気について話していきます。
宗気とは、肺において後天の精と新鮮な空気が交わって、胸の中心に集まる気のことです。
宗気は、五臓(肝心脾肺腎)の中の心と肺に関係があります。心と肺の機能を支えているのが宗気になり、
心臓の働きを規則正しく行わせたり、呼吸や発声をしっかりとさせる気になります。
この気に異常が出ると、呼吸の異常、声に力がなくなったり、脈が弱く、不整脈の原因にもなってきます。
1日の始まりを新鮮な空気を取り込んでしっかりと朝ごはんを食べることで、心と肺の機能を改善することができます。また休日には自然のある所に出かけることで心身共に健康になりやすくなります。
次に3の営気についてお話していきます。
営気とは、後天の精から得られる陰性の気(水穀の精気)です。津液を血に変化させて、全身の臓腑や手足の諸器官に栄養を届ける働きをしています。
要するに食事をして食べた物を代謝して栄養に変える働きをしている。
気が不足してしまうと食べた物を代謝ができず食べたものがそのまま排出されてしまうということです。この状態になると体に栄養が運ばれなくなり、動く気力もなくなってきます。また食欲不振の原因にもなってきます。
次に4の衛気についてお話していきます。
衛気は、後天の精から得られる陽性の気のことをいいいます。
体表近くの脈外を巡っていて、体温維持と皮膚の収縮と弛緩をし、外邪に対する防衛をしています。
衛気があることで体温を調整できたり、病気から体を守っています。
風邪を引きやすい方や冷え性がある方は、食事改善をしてエネルギーにしっかりと変えていかないといけません。
その他の気の概念についてお話していきます。
真気(正気)、臓器、経気、胃気の4つがあります。一つ一つ説明していきます。
真気【正気】とは、先天の気と後天の気からなるもので、人体の正常な活動を支える気を総称したものになります。
その働きをまとめると5つになります。
・推動作用
人の成長、発育や生理的活動や新陳代謝をする働きで、原気、宗気、営気、衛気、臓腑の気すべてに備わっているものです。
・温煦作用
臓腑機関すべての組織を温めて体温を保持する働きです。特に衛気、原気、腎気と関係が深いです。
・防御作用
体表において外邪の侵入を防御する働きで、特に衛気と関係が深いです。
・固摂作用
血、津液、精液などを繋ぎとめる働きをしています。血が脈外に漏れ出ないようにしていたり、汗や尿を漏れ出ないようにしている。営気、衛気、脾気、腎気と関係が深いです。
・気化作用
精が気に、気が津液や血に、変化したり、津液が汗や尿となって体外に排出される働きをいいます。
営気、衛気、宗気、脾気、肺気、腎気に関係が深い
次に臓気です
五臓(肝心脾肺腎)に収まり、それぞれ臓の働きを支えている気になります。
次に経気です
経絡中を行き全身を巡り、それぞれの経絡の活動を支えている気になります。
次に胃気です
胃を働かせる気、胃の働きによって得られた後天の気のことを言いいます。
最後にまとめになります。
今回気について学んできましたが、難しいと感じた方がほとんどだったんじゃないかと思います。
しかし健康のヒントはたくさん隠れています。
気を作るには、食事が大事になります。いかに食べたものを代謝し自分の身体の栄養にできるかが大事になります。
また全身の気、血、津液を循環させて体の中で栄養を運ぶのも大事になってきます。
循環がうまくいかなくなった時に日常生活に違和感を感じる時です。
日常生活に違和感を感じたら、東洋医学を思い出していただいて食事、睡眠、運動、新鮮な空気を吸って過ごしていただければと思います。
もうすでに不調を感じている方は、日常生活の習慣を変えていく必要があります。その時はぜひ人を頼って下さい。
自分一人では、習慣を変えるのは難しいです。正しい知識をつけ理解し行動することで習慣から理想のあなたになれます。東洋医学の力で是非一緒に変わっていきましょう。
当院では
筋肉、骨格、自律神経、ホルモンバランス、食事、メンタルまで、総合して判断させていただいております。なんだかわからない症状がある方は全体的に把握させていただいて施術を行っていきます。
体質改善鍼灸・・・筋肉、自律神経調整、内臓の機能調整、ホルモンバランス調整
ビオスチーム・・・腸内環境を整える、有害物質の排出
姿勢骨盤矯正・・・猫背を改善し脳の血流量の改善、内臓の圧迫をなくす
身体全体のバランスを見ながら確実に症状を治していきます。
なんだか分からない辛さがある方はぜひご相談ください。
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こいわ鍼灸院HARICORE
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ぜひご来院下さい。お待ちしております。
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こいわ鍼灸院HARICORE
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自律神経失調症に小岩で対応
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