【小岩鍼灸】肩こりについて
2022/05/18
目次
こんにちは
こいわ鍼灸院ハリコアの須藤です。
今回肩こりはなぜ起こるの?について考えていきたいと思います。
肩こりになりやすい姿勢
悪い姿勢は肩こりの原因の一つになります。どんな姿勢が悪いのか?
①猫背姿勢
デスクワークや車の運転をしている人に多い人が猫背になりやすいです。
猫背の人は首が前にでて、背中が丸くなり首と背中の筋肉が常に伸ばされ続けている状態になります。前回の肩こり②でもお話した頭の重さによりさらに筋肉に負担をかけ肩こりを引き起こしていると考えられます。
②首猫背
スマホ首と言われる現代に多い姿勢になります。スマホを見るために首だけ下を向き首から肩にかけて筋肉を緊張させている方です。
③なで肩
肩が下がっている状態。なで肩は肩の筋肉が常に伸ばされている状況になるので筋肉に負担をかけています。
④体重
痩せている人は骨を支えるための筋力が不足してる可能性があります。また太っている方は単純に筋肉自体が重たくなるので支える筋肉にも負担になります。
肩こりになりやすい姿勢はまだまだ考えられますが、主にこれらが原因ではないかと思います。まずは自分の姿勢はどんな格好かなと確認し正しい姿勢を意識していただければと思います。
肩こりとは?
そもそも肩こりって何?
肩こりとは、首、肩~肩甲骨、背中にかけて筋肉の痛み、だるさ、疲労感を感じる症状が肩こりとなります。また人間は2足歩行をするため、もともと首や腰に負担がかかりやすく筋肉が姿勢を維持するために筋肉が緊張し血行が悪くなり重だるい症状が出てしまいます。
首にはリラックスさせる神経(副交感神経)があり、迷走神経とつながっています。そのため自律神経系の影響が受けやすく内臓性の症状やストレスによって肩にだるさや痛みを起こしているのが肩こりになります。
肩こりが起きる理由
私たちの体の中を流れる血液はどのくらいで循環するかというと1分間で身体を巡ります。
血液に乗せていらない物質を運んだり、筋肉に栄養を運んでいます。
何らかの理由で肩に栄養が届かなくなり、いらない物質が流れない状態が肩こりが起きる原因でしょう。
滞ってしまった原因が日常生活にあると考えます。こんな生活をしていませんか?
・勉強やデスクワークで長時間同じ姿勢でいる。
・鞄をいつも同じ方にかける。
・冷房のいる部屋に長時間いる。
・運動不足
・電車でいつもスマホを見て下を向いているなど
まだまだ考えればたくさん出てきそうですね!!
そんな生活を続けていると首肩の周辺の筋肉に負担をかけてしまいます。悪い姿勢でいると重い頭や腕を支えているだけでも筋肉の緊張は起きます。緊張が続くと筋肉も疲れて血行が悪くなり筋肉が硬くなります。それが血管、神経を圧迫し循環を悪くしコリや痛みの原因になっています。
肩こりが起きる理由は、姿勢が悪いなど筋肉に負担をかけ血行が悪くなり、筋肉に栄養が届かず、疲労がたまり筋肉が硬くなりさらに血行が悪くなり、血液の流れ、神経が鈍りさらに筋肉を硬くしの繰り返しの流れで肩こりが起きます。
どこかで血行を良くし、筋肉を柔らかくしていかないと慢性的になり辛い状態が続いてしまいます。肩こりだと思わずしっかりとケアをしていくことをおすすめします。
肩こり症状
肩こりの症状は、首から肩、肩甲骨にかけて張っている、重だるい、痛い、ピリピリするなど人それぞれ違った症状が出ます。また肩だけではなくそれに関連する症状も出てきます。
・首から肩にかけて筋肉が硬くなる。
・めまい、吐き気
・目が疲れやすい。目の奥が痛い
・頭がボーっとする。締め付けられる。
・腕や手のしびれ
・集中力の低下
・倦怠感
・肩の重たさ
・耳鳴り
なども肩こりから生じる症状として現れることがあります。
肩こりの種類7つに分類
1、肩こりの【原因】筋肉の使い過ぎタイプ
→筋肉を使いすぎると筋肉が酸欠状態となり筋肉が硬くなります。すると乳酸が貯まりそれが刺激となり痛み物質が出て神経を刺激し肩こりの痛みの原因になります。
・重たいものを持った時
・同じ姿勢でいた時
・運動でたくさんつかった時
これが1年、2年と蓄積されたときにひどい慢性肩こりになります。
2、肩こりの【原因】悪い姿勢・体形タイプ
悪い姿勢は肩こりの原因になります。
・猫背姿勢→猫背や首が前に入っている。筋肉に負担になり肩こりをする。
・なで肩→肩が下がっている状態で肩の筋肉に余計な負担になり肩こりをする
・肥満→頭の重さ、肩の重さが平均以上になる為筋肉の負担が大きいため肩こりをする
・やせ型→単純に筋力がなく疲れやすく肩こりがしやすい。
3、肩こりの【原因】首の骨と目の疲れタイプ
パソコンやスマホなど長時間使用している方は目の筋肉を酷使し首肩も凝ってくるという悪循環になり肩こりしやすい
また首の骨の異常があると肩こりがしやすくなります。
変形、ヘルニア、頸椎捻挫などある方は慢性的に肩こりがしやすくなります。
4、肩こりの【原因】筋力低下運動不足タイプ
筋力が弱いとほかの人が大丈夫な運動でも筋肉疲労を起こし、肩こりになってしまいます。
また運動量が減ることで血液の流れリンパの流れが悪くなり肩こりや冷えなどの原因にもなります。
5.肩こりの【原因】性格、ストレスタイプ
真面目すぎたり几帳面の方も肩こりになりやすいです。責任感が強くストレスを感じやすいのもあります。またストレスから胃の不調にもつながり肩こりに繋がります。
6、肩こりの【原因】自律神経、内臓タイプ
緊張、不安、怒りなど感じやすいと自律神経の交感神経が高まり血管を収縮させて血流も悪くなり肩こりの原因になります。
また食べすぎ飲みすぎ、偏食を続けると内臓の肝臓に負担になり肩こりの原因になります。
女性のトラブルで生理不順や産前、産後などホルモンの乱れからも肩こりになる可能性はあります。
7、肩こりの【原因】病気が原因タイプ
・高血圧
・狭心症
・更年期障害
・胆石・胆のう炎
・風邪
・虫歯、歯周病
・蓄膿症
・ガンなど
まだまだ病気が原因の肩こりはあります。病気の場合はしっかりと治していかないと肩こりも良くならないのでまずは検査をしてください。
何となく肩こりがなぜ起きているか分かりましたか?
まずは自己管理をしっかりとしていきましょう。
肩こり予防
肩こり予防:姿勢に気を付ける。
肩こり予防:適度な運動
肩こり予防:ストレスとうまく付き合う
肩こり予防:寝具に気をつかう
肩こり予防:体を冷やさないなど
肩こりの予防には、運動やストレッチで筋肉を動かして精神的ストレスを軽減させたり緊張をほぐす効果も期待できます。水泳やテニス、エアロビ、ヨガなど全身を動かすのがおすすめ!
また姿勢を気を付けるのも大事なります。
立ち姿勢は?
・膝を伸ばす。膝を伸ばさないと膝にも負担がかかります。
・おへその下に力を入れる。その時肛門も少し閉じる意識で骨盤を立てる。
・軽く肩甲骨を後方に引き胸を張る。
・顎を少し引く
・頭頂部から真上に引っ張られてる感覚で背筋を伸ばす。
を意識してください。
座る姿勢は?
・少し浅めに座り、背もたれにもたれない。
・おへその下に力を入れて骨盤を立てる。
・背筋を伸ばす。
あまり長時間座り姿勢でいると肩こり、腰痛の原因になるので姿勢を良くするのも大事なるが、30分から1時間に一回は立ち上がってストレッチや歩くのが大事になります。
肩こり治療
・マッサージ療法(筋肉の血流を改善させ、筋緊張をやわらげる)
・鍼灸治療(鍼とお灸を使い体の流れを良くする。)
・温熱療法(遠赤外線、ホットパック、入浴などで筋緊張をやわらげる)
・運動療法(筋力強化、体操、ヨガ)
・漢方療法(体の流れを良くして肩こりの治療を行う)
・薬物療法(シップ薬、筋弛緩薬、局所注射など)
肩こりの予防しつつ自分でできないことは専門家に頼みながらやっていくことが大事になります。
肩こりに鍼灸治療は有効?
鍼治療の効果
・鍼をすることで細胞に微細な傷をつけて悪いとこも一緒に治療してくれる自然治癒力を利用した方法で血液の流れを2倍から3倍良くしてくれる。血液の流れを良くして肩こりを良くする
痛みへの効果
痛みのある肩こりに対して鍼刺激をすることで痛みを抑えてくれるホルモンが脳内に分泌されて痛みを伝える神経をブロックする効果があり痛みの軽減につながります。
リラックス効果
鍼の刺激により、リラックス効果のあるセロトニンなどのホルモンが分泌されます。そのためストレスの軽減、心も安定し自律神経やホルモンバランスが整い肩こりの軽減につながります。
自律神経のバランスを整える
鍼灸治療により自律神経のバランスを整えることができます。自律神経の交感神経から副交感神経へ切り替えを行い内臓の働きや血圧などもコントロールしていきます。自律神経を安定させることで胃腸の状態、血圧の回復、眠りの質の向上など相乗効果でひどい肩こりも解消していきます。
筋肉の張りやコリの効果
・皮膚の浅い所から深い所まで刺激を自由にコントロールできる。ひどい肩こりでもマッサージでは届かないところを鍼はアプローチが可能。
・また広い範囲に鍼を打ち刺激を与えることで肩こりに関係する筋肉にアプローチできる。
・ツボを狙い肩こりだけではなく頭痛、眼精疲労といった症状も一緒にアプローチが可能。
鍼の刺激により血液の流れリンパの流れが改善し、溜まっていた老廃物を排出したり、筋肉の張り、緊張をほぐすことができます。そのため肩こりに有効とされています。
肩こりまとめ
肩こりの治療は慢性的な肩こりになっている人がほとんどで筋肉的な要素だけでなく精神的な要素も含まれており複合的になっています。自分に合っている治療法を探していただきお辛さが改善していただければと思います。
こいわ鍼灸院ハリコアでは、鍼治療をメインに矯正治療なども行っています。
悪くなる過程はまず自律神経が乱れて→体の歪み→感覚障害→機能障害→器質破壊の順番に悪くなります。良くなる過程は、自律神経が乱れて→体の歪み→感覚障害→機能障害→器質破壊の順番になることからまずは自律神経の状態を良くしながら歪みを取ることで肩こり、腰痛など感覚症状をなくしていきます。
基盤となる日常生活を見直しつつ治療をしていくことで慢性化したものでもよい状態に戻すことができます。
初めてご利用の方は下記の3つのメニューから選んで簡単にご予約いただけます。
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お悩みをしっかり聞くためにお時間を長めに取らせていただいております。
どんな些細な症状、お悩みもお気軽にご相談ください。
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自律神経失調症に小岩で対応
慢性化した肩こりを小岩で癒す
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