【小岩鍼灸マッサージ】ツボは人体の急所
2022/06/07
目次
こんにちは
こいわ鍼灸院ハリコアの須藤です。
今回はツボについてやっていこうと思います。
皆さんツボって何だと思いますか?何となく痛い所を押せば効くんじゃないかな?とか思っていますか!!東洋医学のツボについて少しでも参考にし健康になっていただければ幸いです。
ツボとは
ツボとは「人体の急所」それがツボになります。
東洋医学では「経穴」といい一般的には「ツボ」と呼ばれます。
食べすぎたり、二日酔いの時などにお腹のみずおちのあたりや背中にコリや痛みを感じることはありませんか?これらの痛みやコリは内臓が悪いとこにあらわれるサインです。そのサインの場所がツボになります。
ツボは、世界的に認められているツボが361個あり、全身では約700個のツボが存在します。
中には左右対称のツボも存在します。また名前や位置がが存在せずに押したときの反応でしこりや痛みのある場所がツボとする場合もあります。
これらのツボを鍼灸や指圧で刺激することで身体に様々な効果をもたらし辛い症状を軽減させていきます。
ツボと経絡の関係
ツボのことを経穴といいます。経絡とは全身にはりめぐらさせた14本の道筋のことである。
電車で例えると一方通行の路線のことを経絡でツボが各駅にあたります。この14本の経絡とツボが全身くまなく巡っています。
何が巡っているかというと、東洋医学では、「自然生命力(気)」「栄養の(血)」が結びついた生命エネルギーを気血(きけつ)といいます。この生命エネルギーが内臓を起点に左右対称に全身に駆け巡ってます。
東洋医学ではこの生命エネルギーが全身くまなく駆け巡っている状態を「健康である」と判断します。どこかの路線で事故が起きていると生命エネルギーが滞り痛みや重だるさといった症状が現れます。事故が起きているところにしっかりと鍼やお灸、指圧をしてあげることでまた巡るようにし全身スムーズにすることが治療になります。
ツボの効果
・全身の血行を良くする。
→ツボの刺激により自動的に血行を良くしていきます。これは体表面の温度変化や心電図検査でも確かめられていることです。したがって冷え性には直接的に大きな効果が認められています。また心臓病の予防、高血圧の予防をし、胃腸の働きも助けます。
・鎮痛効果
→痛みの感覚は脊椎(せきつい)を通って脳に伝達されます。ツボの刺激により脊椎が痛みを伝えるのをブロックします。これをゲートコントロールといいます。
・鎮静効果
→脳幹部には痛みをつかさどる中枢があります。ツボの刺激を行うことでエンドルフィンという痛みを抑制する作用をもった物質が分泌されるため神経、筋肉のこわばり、コリといった症状を沈めていきます。
・興奮作用
→ツボの刺激により興奮させる作用もあり、筋肉や神経の機能が低下したり、麻痺しているものを改善していきます。
・反射的作用
→体性内臓反射を利用して、内臓の調子が悪い時に体表面にコリや痛みがあるツボを刺激することで刺激反射で内臓の不調を整えることができます。
・誘導作用
→頭が痛いときに足のツボに刺激を与えることで効果を出す方法。上の病は下でとり、下の病は上でとるといった患部から離れた場所にツボ刺激を与えることで痛みや不調を取る方法。
・矯正作用
→ツボの刺激により筋肉や関節のこわばりを取り除き関節などの炎症を散らす効果があります。また筋肉、関節、神経の状態を良くすことで自然と歪みを治すことができる。
・心身の調和をはかる
→自律神経やホルモンなどの内分泌系は精神の働きと密接につながりがあります。生活習慣の乱れやストレスが溜まり自律神経やホルモンバランスが乱れると肩こりや頭痛などの不定愁訴が現れます。ツボの刺激や施術者とのコミュニケーションによりリラックス効果や心理的安心感、ストレスの解消、気力・活力の充実といった全身の調整に非常に効果が高い
・女性特有の症状の緩和
→女性にとって生理周期が整っていれば健康のあかしといわれるほど大事になります。生理痛や生理不順が様々な不定愁訴に繋がります。これらの原因がストレスや疲労などの影響があります。また更年期になると自律神経や内分泌系のバランスが崩れやすくなります。これらもツボの刺激により経絡の流れを良くして全身の巡りを良くすことで正常な状態に整えることができます。
ツボの見つけ方
ツボの位置はある程度決められた場所にあります。ただ必ずしもこの場所が正しいとは限りません。中医学ではツボは決められた場所にあります。日本の東洋医学では目安の位置は決められているが触ってみてしこりやコリ、圧痛(押して痛い所)凹みあるところなど違和感のある場所がツボとなります。
探す方法として
1指を駆使してツボを探す
「なでる」
→皮膚表面を親指又はその他の指でなでる。触ってみてしこり、しびれ、緊張感、ピリピリした違和感のある所にツボがあります。
「つまむ」
→親指と人差し指で軽くつまんで痛み、しびれなどあるところにツボがある。
「押す」
→親指、人差し指、中指の腹を使い垂直に押す。その時にしこり、圧痛、緊張感があるところにツボがあります。一番押すのがツボのある場所が分かりやすい。
2ツボの現れやすい場所を知る
・脈が触れるところ
・筋肉と筋肉の間、筋肉と骨の間、骨と骨の間
・筋肉と骨のくぼみの真ん中
・脊柱の両側
・神経や血管が皮膚の近くにあるところ
・関節の周りなどにあります。
ある程度ツボの位置を覚えておくとよいでしょう。
3指や道具を使い寸法を測る
ツボの位置を測るときは、自分の指を使い寸法をはかる。又はひもなどを使う場合もある。
親指の幅を1寸とする。人差し指から薬指までを2寸、人差し指から小指までを3寸とする。
あくまで目安にしていただくといいと思います。
ツボの押し方はいろいろ
ツボを刺激する方法はいろいろありますが、人の体により刺激の量を変える必要があります。
刺激方法は、指圧マッサージ、鍼灸、足つぼ棒などさまざまあります。
東洋医学では、「虚」「実」という考え方があります。
虚・・気力、体力が低下した状態。
実・・高熱におかされている。過度の緊張状態にある。
中庸(ちゅよう)が虚でも実でもない中間が中庸で健康な状態を表す。
いかに虚の時は補い、実の時は散らして中庸にもっていくかが大事になります。
1なでる(軽擦法)
→皮膚に心地よさを与え自律神経の状態をよくする。
2もむ(揉捏法)
→もむことで筋肉の血行を良くし痛みや緊張を取りのぞき、疲労を回復する効果がある。
3指圧する(圧迫法)
→心地よい力で指圧することで神経の高ぶりを抑え筋肉のコリや神経痛など取り除きます。
4ふるわす(振戦法)
→手や足の指を引っ張たりふるわせることで自律神経を安定させることができる。
5たたく(叩打法)
→誰でも気軽にできるのが良い。リズミカルに手で叩いて筋肉に振動刺激を与える。
6拇指擦法、四指擦法、拇指、四指擦法
→リンパを流すときに使う。リンパは特に首、脇、鼠径部にある。
いろんな押し方をマスターしていきましょう。
まとめ
ツボとは「人体の急所」それがツボになります。
ツボは各器官、内臓と結びついていると考えられます。東洋医学にならい体のバランスを整えていけるように体のツボを触ってみてください。
生活習慣やストレスにより体の不調が現れます。調子が悪いなと思ったら気になるツボを押してみるのもいいかもせれません。
いつでもだれでもできるツボ刺激ですが、コリや痛みを発見することで身体の不調に気づくこともできます。
こいわ鍼灸院ハリコアでは、患者様一人一人の状態を把握させていただきながら東洋医学的にどこが悪いのかツボを探しながら判断していきます。
病院では異常がないことでも東洋医学的には未病の状態にあります。肩こり、腰痛の軽い症状と思わないでください。肩こり、腰痛が内臓が原因と考えることもできます。なかなか良くならない肩こり、腰痛の方は是非東洋医学の視点から考えていただけると局所の辛さだけでなく体全体のバランスを考えていきましょう。
----------------------------------------------------------------------
こいわ鍼灸院HARICORE
〒133-0052
住所 : 東京都江戸川区東小岩6-18-10
電話番号 : 070-8973-8007
自律神経失調症に小岩で対応
自然治癒力にツボ刺激を小岩で
慢性化した肩こりを小岩で癒す
----------------------------------------------------------------------